タムラのBlog

はっとしたら、ぐっときたら まずはそっと抱いてみる

カナヘビ座談②

   昨日、冬越し用のヒーターと、餌のコオロギを調達しに「カネダイ」へ行った。

   コオロギを買うとき、いろいろなことを聞いてみた。


まず、ヨーロッパイエコオロギとクロコオロギはカナヘビにとって何がどう違うかである。販売される餌としては、なんだかヨーロッパイエコオロギの方が、カナヘビ飼育的には主流に扱われているような気がした。栄養に差があるのか?柔らかさが違うのか?


大きな違いは…

ヨーロッパイエコオロギはよく跳ねる。逆にクロコオロギは跳ねない。だからカナヘビにとってはクロコオロギの方がすぐに捕食できるメリットがある。

ただイエコオロギに比べ、クロコオロギは共喰いが日時茶飯事である。また、糞を大量にする。そのため、共喰いしないよう、餌や水分は切らさないこと。そして、飼育ケースは毎日清潔に掃除すること。

つまり、クロコオロギは飼育する(餌としてストックしておく)のに手間がかかるということだ。


次に、コオロギを繁殖させるのは難しいか聞いてみると、飼育環境を整えるのに手間がかかるから、大変である。が、できないことはないとのこと。

今、野生のコオロギを繁殖させていると言ったら、野生は寄生虫とかなに食べてるかとかわからないから、安全を確保するなら買った方がいいですよ、と言われた。どんな病気になるかわかりませんよ!と。

えっ、でも、カナヘビはもともと外にいたし、そこでは野生のものを食べて育ってますよね…。でも確かに買った方が安全ではある。

つまり、ペットショップで買ったり、外国からきた値段が張るような 生き物の場合の話は、確実に買った餌をあげるべきだということ。

私の中では、免疫の問題なのかなあ、と結論づけた。


最後はストレスの話。

話しているうちに思い出した、夏に飼育していたカナヘビ。コオロギから逃げ回っていたことを話した。

すると、それはストレスですよ!と注意をうけた。

つまり、そのカナヘビたちにとってコオロギは、餌ではなく自分たちにストレスを与えるものとして認識されてしまうわけで、お腹が空いてもコオロギを食べなくなってしまうと。

それを気づかずにコオロギをあげ続けたら、ストレスがどんどん溜まって弱ってしまう。

あと、捕まえるときも、尻尾を掴まれてブンブン暴れてるのはストレス。あと、上からバンバン捕まえるのもストレス。そう考えると、果てしなくストレスを与えてしまっていた。反省。

さらに血栓の話をしてみた。原因はさっきの野生の餌にのように、なんらかの寄生虫が入ってしまっていたのではないかと。あとは、餌を飲み込むときに喉を傷つけてしまったのではないかと。

やはり、餌の大きさは重要だと感じた。


短い時間だったが、聞いていて大変興味深かった。