カナヘビの赤ちゃん 死す
赤ちゃんの部屋
起きて元気よく動く一匹。
もう一匹は石の隙間にいた。しかし、なんか体のバランスが取れてなくておかしい。ひっくり返りやすくなっている。また目が開いていない。開かないというよりも、開けられないのでは?
目は口ほどにものをいうとあるけれど、明らかに死に近い顔をしていた。開かないのが左瞼で、左足も思い通りに動いてくれない様子がわかる。右足は動くので、その場で左回りにくるくる回ってしまっていた。
そのあと、前足で自分の顔を覆うような仕草を見せたり、口をパクパクさせたりした。
首元を見ると、皮が余ったようにシワになっていた。歳をとったみたいに。
餌も食べていたし、紫外線も浴びていたし・・・この場合、応急処置として苦しんでいる時に何をしてあげられるのかわからない。その結果やたらかまってしまって、ただただ悲しくなって終わる。本当に、このカナヘビは十分に餌を食べていたのだろうか。昨日、立って寝ていた赤ちゃんの方だから、なんかサインだったのか?とも思う。あのあと張り付くのを終わりにして、土の上を這いつくばっていた。
目を開けてなかったから、どんだけ眠いんだよ!とツッコんでいたけど、この時点で目が開かなかったのかもしれない。じゃあこの時何をすれば良かったかと言われると、今の私ではわからない。
やはり、知識って大事だと思った。
毎朝ケースを覗いたときに、生きててくれてるだけで嬉しい。
育てることは覚悟がいる。
相互にコミュニケーションができる人間の能力ってやはり凄い。生きる伸びるための技としては高尚である。みんなで共に生きようとした証拠。だからこそ、学ぶことが大切なんだ。みんなで生きることと自分が生きることって同じなんだ。と、今日は結論づける。
宮沢賢治の自己犠牲が、今、少し理解できた。
大人の部屋
大カナヘビがダンゴムシに狙いを定め食べにいったが、ダンゴムシに丸まられてうまく咥えられず、捕食失敗していた。
ダンゴムシがしっかり技をくり出し身を守ることに成功していて面白かった。
今朝は、糞二個発見。
なんか黄色の透明だった。昨日の白といい、三匹の中で、お腹の調子が通常じゃないのがいる。
コオロギも、小さいのは餌をやっていても端っこで何匹か死んでいる。このヨーロッパイエコオロギが弱いのか、はたまた、全匹生き抜いているフタホシコオロギが強いのか。
何でも食べる、もう空気すら足ですくって口にもっていくコオロギを見て、強い生命力を感じるよ。
「御託はいいから我々に早く餌をくれ。」