歯のはなし
8月20日のブログに、カナヘビには歯がないから噛まれても痛くないと書いた。
これは大きな間違いであって、カナヘビは歯があった。
余談だが、歯がない爬虫類は亀。そして歯がない生き物といえば鳥類。鳥類はくちばしを持っている。つまり、亀の口もくちばしになるらしい。亀を飼っていた友達は、そのことを知っていた。流石。
話を戻す。
カナヘビが亡くなった時に、口の中を綿棒で綺麗にした。
んん?綿棒が口先で引っかかる。
触ってみたらギザギザしていた。
ああ、このカナヘビの口もとはギザギザしてるな。としか思わなかった自分は鈍い!鈍すぎる!
これが歯だったのだ。
小さい小さい歯。
ネットでいろいろな方のカナヘビの写真を見ると、それはそれは見事な歯がしっかり写っていた。
見逃していた。今度カナヘビ見つけたら絶対見るんだ。
カナヘビの歯は、全部同じ形の歯である。
そして沢山並んでいる。この多生歯性というのは爬虫類の特徴で、一定期間使うと骨折を起こす。そして何度も何度も生え変わる性質をもっているらしい。
しかし、カナヘビは顎の骨と歯が癒着?結合しているらしいから普通に考えて再生は無理だと思うが、どうなんだろう。
歯があったとしても、私は痛く感じなかった。食べてる様子を見ても、餌を潰している風だったんだけどな。次は意識して観察しよう。
ちなみに、人間に比べて、小さなかわいらしい左の骨格。
「始祖鳥」である。
これ名前からして鳥類の祖先かと思ったら歯があった。じゃあ爬虫類の祖先か?と思いきや毛がある。つまり、進化途中の中間動物説が有力らしい。
歯、一つとっても、色んなことが導きだせるなんて、とても面白い。