タムラのBlog

はっとしたら、ぐっときたら まずはそっと抱いてみる

糞チェック

大人の部屋

糞のチェック

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一匹が一回ずつと願う。

やっぱり、糞をしてると安心する。

便秘や痛風にもなることがあるらしいから、体調を知るバロメーターになる。

しかし、結局、どのカナヘビの糞かはわからない。


カナヘビ(爬虫類)は、一度の排便で尿とウンコを一緒に出す。一度、カナヘビが糞をするところを目撃したが、ウンコも尿も出てくるところが一緒で、一緒にというかひとかたまりで排泄される。

だから人間感覚眼鏡で観察していると見落としがちになってしまうが、実は白いところは尿酸で黒いところはウンコらしい。

尿なのに液体じゃない!で混乱するあたりが、生物学に対して未熟者!であると痛感した。


〈なぜ固まりなのか?〉

新陳代謝の際、たんぱく質に含まれる窒素Nを排出するらしい。(成分的話は自分の苦手分野であり、ちゃんと理解していないから、らしいに留まっておく。)爬虫類は、この窒素Nをアンモニアに変形させ、さらに排泄するときに尿酸になるらしい。この尿酸というのが大変水に溶けにくい性質をもっているらしいため、あの白い個体となって排泄されているということらしい。

えっ、でもだからなぜ固体じゃなきゃいけないのか。

鳥類は飛ぶのに水分では重たいからという説らしい。

また、卵で産まれてくることが関係しているらしい。卵の場合、孵化するまで排泄物を卵外には出せない。そこから①水分をずっと貯めておくと、卵内がどんどん汚れてしまうから。②爬虫類の特徴の一つに体温調整が苦手だ。水分が卵内に溜まっていると、体温は下がってしまう。つまり、余計に体温調整が難しくなるから。ということらしい。


なるほど。


確かに鳥の糞も白かった。

忘れもしない、高校の入学式の日。友人と三人で横並びに自転車をこいでいた春の朝。期待と緊張で会話も上の空になっていた私。その時、私のスカートに鳥の糞が降ってきた。

いや、あれは、尿酸だったんだな。

オニュウのパリっとした紺色のスカートに白。お前の尿は光っていた。まるで輝けるキャンパスを選んだかのように。



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今日は違う二匹が縦に並ぶ。

お腹が太ってるように見えるが、木に当たってお腹がぷにゅうっと横に広がっているからである。

(お腹柔らかいんだな。かわいいな。)