カナヘビセンサー
今日、初めて、一人で、野生の、カナヘビを、見つけた。
10センチちょいくらいのカナヘビ。すぐに物陰に隠れてしまって、すぐに見失ってしまった。
けれど、初めて自分のセンサーでちゃんとキャッチできた。
嬉しかった。
ここ数日、家では手の上に乗せたりして遊んでいる。
カナヘビは私の手に乗ると、ジッとしてることが多くなった。
そして昨日、今日。
手に乗っているその間に私はウトウトしてしまった。気づくとカナヘビはどこかへ行ってしまった。
しかし少し時間がたつと、ちゃんと見つけられた。
こうして、カナヘビセンサーを鍛えている次第。
しかし、冬眠の時期。
こんなことしてていいのだろうか。糞は夜に一つ見つけたから食べてはいる。
体もふっくらしている。
最近太陽が出ていないから、バスキングライトをカナヘビが葉の陰に隠れるまで当てた。
カナヘビを見ていると冬眠する感じがしないし、このまま一緒に過ごせそうな気がする。
でも、甘く見るな、生き物を。
気温がもっともっと下がったら、やっぱり弱くなってしまうんだろうな。今のうちにあったかい土の布団を準備しておこう。
教室の大きいカナヘビたちは、まだ冬眠まではいっていないが、木の板と土の間に長いこと隠れている。
飼育ケースの扉には、
「冬眠しているので、触らないでください」
との張り紙が貼ってある。
また、子どものトカゲの観察日記には、「トカゲもカナヘビも土から出てこない。冬眠中にストレスは良くないから、ほじくらない。」
と書いてあった。
各々頑張ってる。
そこにいるのに見れない…
ほじくりたい!姿をみたい!
これに耐えられるのだろうか、冬!
好きだった冬。
苦手だった春。
それが逆転しそうだ。
すごいな、生き物。
あぁ。